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Dialogue in the dark 対話のある家 に行ってきた!

南米旅行の記事も書きますが、その前に今日はDialogue in the darkについて書いてみたいと思います。

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?!



Dialogue in the dark ?




なにそれ?




たべられるの?



という声が聞こえてきそうですね。



私も昨日までそうでした。
私がDIDを知ったのは、TwitterでDIDというイベントについて流れてきたからでした。
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dialog in the darkとは...

ひとことでいうと、
暗闇のなかのエンターテイメントです。

視覚が切断された世界で疑似生活をしてみようというイベントです。
初対面の参加者とともにまっ暗闇の世界へ、グループをなして入っていきます。
視覚障害者(アテンド)のサポートとともに、視覚以外の感覚を頼りに生活を楽しむというものです。
例えば何かを食べたり触ってみたり...


文章だけの説明ではわかりにくいものです。
この記事で体験レポートをかくのでそれで雰囲気を感じていただけると嬉しいです。


私はグランフロントの北館4階の「対話のある家」に参加しました。
セキスイハイムのブースで行うので家、家族がテーマみたいです。

正直、はじめは初対面の人と暗闇で生活するなんてなんだか緊張するなあ、わざわざお金を出してこんな経験しなくてもなあ、と弱腰でしたが
私のモットーである
「迷ったら、より勇気の必要な方へ」
に従い参加することにしました。
ブログにもかけるしね♪


以下ネタバレを含むので、参加を予定しているかたや内容を知りたくないかたは読まないで下さい!





さて、集合時間15分前に会場につくと、
そこには私と同じ時間帯に参加するであろう人が何人かちらほら...
知らんふりしつつも少し意識しつつ時間を待つ。


まだかな

まだかな



緊張と不安と楽しみが入り乱れた気持ちを抱きながら開始時間を待つ。

こういう時間は嫌いじゃないんですよね。

なんだか感覚が研ぎ澄まされていくというかなんというか...

言葉にはできませんがわかる人にはわかるのでは。






そんなこんなでいざ会場内へ突入!

会場に入ると、参加者6人と顔合わせ。

女性4人、男性は私を含め2人。

だいたい20代かな。親子で参加しておられる方もいました。

それに加え視覚障害者のアテンド2人が加わり真っ暗闇の世界へ!










ん?











んん?







何も見えねえ。





声を消せば自分の存在が消える感じ。



これは参加したことのある人ならわかる感情だと思います。


結構びびりました。


音や声だけが自分の存在をしめすものになるんです。


意味もなく白杖をかたかたならしたり、足音を大げさに立ててみたりしてしまいました。

だんだんと落ち着いてきて周りの音に耳を立てると、周りの参加者も同じような感じでした。
咳払いをされている方や、私と同じようにコンコン白杖を使って音をたてる人。



そんな真っ暗闇の中で、メンバーの自己紹介が始まりました。
これはみんなで円を作って行うのですが、円を作るだけでも大変!
ちゃんとメンバー全員で円になっているかどうかすらわかりません。
苦労しつつもアテンドのサポートのもと円になり、自己紹介しあいました。
家族という設定なのでみんなあだ名や下の名前で呼び合いました。

自己紹介が終わるといよいよ家の中に入っていきます。



引き戸を開けて玄関で靴を脱ぎ、部屋に入る。




たったそれだけなのにかなり不安で難しい。



声かけが何よりも大事です。




その後リビングに入り、テーブルを囲んでみんなで座りました。



テーブルの上の色んなものを触ったりしましたが、ここは参加してからのお楽しみという事で割愛。


真っ暗だと視覚以外の5感だけが頼り。なんだか新鮮な感じでしたよ。



それが終わるとみんなで庭で遊んだり楽器をならしあったりしました。


光が生活から消える。


たったそれだけの事で全く違うんですよね。


やってることはいつも気にもとめない事なのにね。



庭で遊び終わるとリビングでお菓子を食べたりジュースを飲んだりしました。

このころには、初対面なのになんだかみんなが親密になっていました。
親密にならざるを得なかったという表現が正しいのかもしれません。


暗闇ってすごい!



これは恋活につかえるんではないか!!

と思ったほどです。



出会いを求める方はいってみても損しないかもしれません(笑)




こうやってみんなが慣れてきたころに終了時間がやってくるんですよね。


ああ、もうちょっとこの空間を楽しんでいたい。



.
.
.
.


でも暗闇の時間は終わりました。




その後少し明かりのある部屋でみんなで振り返りを行ったのですが、
明るくなった途端みんな口数が減っていました。

なんだか面白い現象ですね。

暗闇がみんなの心を近くしていたんです。


暗闇の中では手が触れあってもなんとも思わないのに、明かりがあると会話すらあやしいもんでした。




4月から医者になる身として、非常に良い経験をすることができました。

また機会があれば参加したいなあ。

みなさんもよかったら参加してみてくださいね。

では。