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今日はオペ。今もオンコールです

実は今外科をローテートしていまして毎日オペ続きです。病院によっては研修医が執刀するところもありますが、うちの病院は基本的に第2助手の位置で手術に入ります。積極性がないと学生の時の実習と変わらないものになってしまうため、内科志望の僕にはなかなかモチベーションを保つのが難しいです。

 

とはいえ、患者さんは一大決心をして手術に臨むわけですからそんなこといってられません。術後の輸液管理や食事開始のタイミングなどなど、内科の視点からでも学ぶことは無限にありそうです。今後の診療に活かせるよう、頑張ります。

 

そんな今日のテーマは

・痛風の話

です。

 

 

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痛風は高尿酸血症(血清の尿酸値が7.0 mg/dLを超えるもの)により起こります。

専門的な内容ですが、

高尿酸血症・痛風のガイドライン2012から学んだ知識をピックアップしてまとめてみました。

・女性においては、血清尿酸値が7.0mg /dLであっても、血清尿酸値の上昇とともに生活習慣病のリスクが高くなる。潜在する疾患の精査と生活指導を行うが、尿酸降下薬の適応ではない。
・アルコール摂取量は痛風発症リスクを用量依存的に上昇させる。肉類・砂糖入りソフトドリンク・果物の接種が多い集団、BMIが高い集団は痛風になりやすい。
・コーヒー摂取量が多い、ランニング距離が長い、適度な運動を日常的に行う集団は痛風になりにくい。
・痛風発作中には必ずしも尿酸値が高値を示さない。
・痛風発作の前兆期にはコルヒチン1錠(0.5mg)を用い、発作をとん挫させる。痛風発作が頻発する場合には、コルヒチン1日1錠を連日使用させるコルヒチンカバーが有効。
・痛風発作期にNSAIDsが使用できない場合、無効であった場合、多発に関節炎を生じている場合などには経口にて副腎皮質ステロイドを投与する。
・高尿酸血症で、痛風関節炎を繰り返す症例や痛風結節を認める症例は薬物治療の適応となり、血清尿酸値を6.0 mg/dL以下に維持するのが望ましい。
・無症候性高尿酸血症への薬物治療の介入は血清尿酸値8.0mg/dL以上を一応の目安とするが、適応は慎重にすべきである。
・痛風関節炎、痛風結節のない高尿酸血症に対する治療は血清尿酸値を下げるために生活習慣の改善を指導することが重要であり、具体的にはアルコール飲料やプリン体、果糖、ショ糖、カロリーの過剰摂取を避け、また過激な運動は控えるように指導する。
・尿酸結石の予防のためには1日2000 mL以上の尿量の確保を目指し、水分をとるようにする。
 
いままで、尿路結石(尿酸結石)の人には救急外来などでお水をたくさん飲むよう指導してきましたが、アルコールはダメ、ソフトドリンクもだめ、と追加していう必要がありますね。
 
 
ではまた明日。
最後に一言。
 
もしあなたが同性愛者だったとして、それを友達に言えますか。

言えないならそれはどうしてですが。

考えてみてください。

この話はまた別の日に記事にするつもりです。

ではこんどこそ。

ではまた