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正常妊娠についての細かな知識まとめ(110回医師国家試験まであと21日)

こんにちは。

110回医師国家試験直前のMです。
今日はカフェに来て勉強しています。
 
復習がてら正常妊娠について、忘れがちな項目を箇条書きにしたので良かったら復習に使ってください。

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☆排卵直前には卵胞の直径は約2cm
☆思春期になると、LHサージによって第1次減数分裂が再開し排卵直前に完了する。
☆自然妊娠における流産率は10%強である。
☆受精後、受精卵の第1細胞期は35時間以内である。
☆hCGは着床後、胚盤胞栄養膜細胞より分泌される。
☆受精は第2減数分裂の途中におこる。
☆ハッチングとは受精卵が内圧の上昇と酵素的融解により、透明帯から脱出する現象をいう。
☆胎児層の副腎は胎児層と永久層の2層よりなり、胎児層は出生後退縮する。
☆大腿骨長(FL)は身長発育に近似する。
☆胎便は通常生後2日ほどで排泄される。
☆出生後、腸内細菌叢が形成されてくると便が黄色みを帯び、生後5日程度で黄色便となる。
☆胎児血糖値は母体に比べ約20 mg/dL低い値で維持されている。
☆胎児血の動脈血酸素飽和度は55-60%、PaO2は20-22 Torrと、成人に比べて低い。
☆外陰の性差が決定するのは妊娠11週であり、妊娠17週以降エコーで外性器の性差がわかるようになる。
☆2卵性なら必ず2絨毛膜2羊膜であり、双胎の約70%である。
☆ブドウ糖は胎盤で促進拡散によって輸送される。
☆IgGとLDLコレステロールは胎盤で生物学的輸送(ピノサイトーシス)によって輸送させる。
☆アミノ酸、電解質、水溶性ビタミンは胎盤で能動輸送によって輸送される。
☆皮膚色素沈着、悪心、尿意頻数は妊娠の不確徴である。
☆無月経、胎動の自覚、子宮の変化は妊娠の疑徴である。
☆胎児部分の触知、胎児心拍、臍帯雑音の聴取は妊娠の確徴(他覚的徴候)である。
☆hPLは妊娠末期にピークとなる。
☆エストロゲンは妊娠の進行に伴い増量する。
☆妊娠により膣内pHは低下する。
☆妊娠により線溶系は減弱する。
☆子宮外妊娠の場合、子宮内に貯留した血液が脱落膜によって包みこまれ、胎嚢様の所見を示すこと(偽胎嚢)がある。
☆絨毛検査は染色体異常を調べる検査であり妊娠9-11週に行う。(羊水穿刺は妊娠15-18週)
☆妊娠32週以前のNSTで一過性頻脈がみられなくても異常とはいえない。
☆アプトテストとは新生児の吐物に血液が混入していた場合に、それが患児由来か母親由来かを鑑別する方法である。
☆妊娠末期のエネルギー付加量は450kcal/日である。(初期は50kcal/日、中期は250kcal/日)
☆ビタミンA過剰摂取では、胎児に四肢奇形、口蓋裂、水頭症をきたす。
☆ビタミンD過剰摂取では頭蓋内石灰化をきたす。
 
以上になります。
産婦人科は公衆衛生についで出題量が多い分野です。
一般問題対策にどうぞ。