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ドナン効果について

まずはwikipediaから抜粋した文章を読んでみましょう。

 

ドナン効果(ドナンこうか、Donnan effect)とは不透過性のイオンが膜の片側に存在する場合に透過性のイオンも不透過性のイオンの影響を受けて膜の両側に不均衡に分布される現象。この現象により膜の両側に電位差が生じる。細胞内液、細胞外液では透過性イオンと不透過性イオンの両者が存在するため、細胞膜を隔ててドナン効果が成立する。また血漿における膠質浸透圧の発生にもドナン効果が寄与している。

フレデリック・ドナンとウィラード・ギブズの名前から、ギブズ-ドナン(Gibbs-Donnan)効果とも言う。

 

んー、難しいですね。

アルブミンとナトリウムを例に簡単に説明します。

アルブミンはマイナスに荷電していて、ナトリウムはプラスに荷電しているため、血液中ではお互いにひきつけあっています。

血漿アルブミン濃度が低下すると、それまでひきつけていたナトリウムが血漿中から間質に逃げ出すため、透過性のイオンであるナトリウムも不透過性であるアルブミンと同じように血管内外に不均衡に分布する、というものです。

 

わかりましたでしょうか。目に見えないものを理解するのは難しいですね。